2022年11月18日 19:15
にしな、ツアーファイナルオフィシャルレポ到着 『1999』についての想いを語る
その表現力も圧倒的だ。
ギターの弾き語りから始まってぐんぐん加速していった「透明な黒と鉄分のある赤」のダイナミックなパフォーマンスを終えると、あっという間にライブも終盤。にしなはライブがもうすぐ終わってしまうことに「もったいないなという気持ちです」と名残惜しそうに語っている。今年は夏フェスにも多く出演し活躍の場を広げた彼女だが、フェスでライブを観ていたときに感じたことをもとに作った曲がある、といって「ケダモノのフレンズ」を歌い始める。「みんなそれぞれ孤独を持ち合わせているんだな、孤独も悪くないな」――そんな気持ちを込めた切なくも愛しいこの曲では、グッズとして発売された「ケダモノのしっぽ」も大活躍。曲のリズムに合わせて客席でもふもふのしっぽが揺れる様がなんとも愛らしい。もちろんにしなもしっぽを手にステージを自由に動き回る。そこから「U+」、そして「ヘビースモーク」を経て「青藍遊泳」へ。この曲に込められた未来への願いのような感情が、ツアーファイナルという特別な空間を青く、みずみずしく彩っていく。
そして「最後に、ツアータイトルになっている曲を」という言葉とともに披露されたのはもちろん「1999」