くらし情報『吉永小百合は「年を取っているように見せるのが大変」。山田洋次が最新作『こんにちは、母さん』撮影秘話を語る』

2023年8月13日 10:00

吉永小百合は「年を取っているように見せるのが大変」。山田洋次が最新作『こんにちは、母さん』撮影秘話を語る

監督も「今作は“恋をするお母さん”という役どころですから、これまで小百合さんに僕の映画で演じてもらったお母さんとは違うと思います」と証言している。

吉永小百合は「年を取っているように見せるのが大変」。山田洋次が最新作『こんにちは、母さん』撮影秘話を語る


映画化が検討されていた当時、舞台で福江役を演じた加藤治子を主演に迎える話もあがっていたというが、スケジュールの問題もあり叶わず、そこで白羽の矢が立ったのが吉永だったという。監督は自身の世代にとって“ミューズ”のような存在の吉永に、当初はおばあちゃん役を頼んでもいいものか迷いがあったと明かす。

次第に「小百合さんは美人だし、可愛らしい方ですが、そういうおばあちゃんがいてもちっともおかしくないなと。美人で可愛いおばあちゃんが恋に悩む。そんなところも小百合さんにピッタリな役」と感じ、決め手となったという。しかし今までそのような役を彼女が演じていたことがなかったため、オファーを受けてくれるか不安もあったというが、吉永は監督からのラブコールに快く承諾し、本作への出演を果たした。
吉永小百合は「年を取っているように見せるのが大変」。山田洋次が最新作『こんにちは、母さん』撮影秘話を語る


監督の期待に応えるように、劇中では悩みが尽きない息子・昭夫や、将来への不安を抱く孫娘・舞(永野芽郁)を時には力強く、時には優しく温かく見守る一方、息子が知らない“恋する母”の一面を巧みに演じ分けている。

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