2024年3月5日 12:00
岡田将生の飾らない素顔「真剣さと楽しさを並行させた作品づくりをしたい」
岡田から見て、彼はどんな役者に映っただろう。「あまり構えすぎず、ナチュラルに現場に入ってくる姿には、度胸を感じた」と岡田は撮影当時を振り返る。
「僕が若い頃は、とにかく緊張してしょうがなかったんですけど、羽村くんをはじめ今の若い世代の方々は度胸がすごい。カメラがある・なしでも、居住まいが変わらないんです。本読みの段階から、まとっている空気が独特だな、と感じていました。とくに羽村くんの演じた朝陽と、僕が演じた昇は、二人で一つといった要素が強い関係性。彼をよく観察していたんですが、どんどん役者さんの目つきに変わっていくのが、素敵でした」
(C)2024『ゴールド・ボーイ』製作委員会
下の世代から学ぶことは、これからも増え続ける
2006年にデビュー、2007年から2008年にかけて映画『天然コケッコー』『重力ピエロ』『僕の初恋をキミに捧ぐ』など出演作が相次いだ。15年以上のキャリアを積んだ今、今作のように、若い世代と共演することも増えた。
「今回、羽村くんたちと共演して、やっぱり芝居に対してのポテンシャルが高いな、と感じました。脚本を読み解く力、理解力がすごく上がっていると思います。