若手育成とPNC優勝の二兎を追うジョーンズHC、「テストラグビーは勝ちたいし、勝つことに意味がある」
今回のスコッドで20キャップ以上は4名だけ。ただこれが日本ラグビーの現状だととらえている。前回の『RWC』から日本は変わらないといけない。その過程には痛みを伴うし、自分たちが求めない結果を突き付けられることもあるかもしれないが、若い選手の育成に自信を持っているし、次の世代のラグビーを作っていきたい。前回の『RWC』を見ていて、日本代表の選手層を自分は心配していた。『リーグワン』でも日本人選手の出場機会は53%のみということで、若手が足りるか心配していたが、実際、U20日本代表や大学生の選手を見て、才能がある選手は十分いると感じている。若手には時間も必要だし、丁寧なコーチングや選手たちのハードワークも必要。若いタレントをパフォーマンスに変えていくことが重要。
次の2~3年に向けて、この若いタレントをパフォーマンスに変えていく必要がある」
原田衛 (C)JRFU
前回の代表活動を経て、ジョーンズHCは『PNC』の課題を次のように挙げた。
「我々としてはボールを大事に扱うことがキーになる。イタリア戦ではポゼッションの40%をターンオーバーされてしまった。スピードに乗ったプレーは日本の特徴なので、ここを変えようとは思っていない。