若手育成とPNC優勝の二兎を追うジョーンズHC、「テストラグビーは勝ちたいし、勝つことに意味がある」
しかし向上しないといけない課題はある。FWは安定してボールを勝ち取らなければならないし、BKは勝ち取ったボールをいかにハンドリングエラーをなくして展開していくかが重要」
FWがボールを勝ち取り、BKがボールを展開するために必要なのは「基礎の部分」だと言う。
「基礎の部分を徹底的にやることに尽きる。これまで理解力の問題もあったが、それぞれのチームのラグビーからジャパンのラグビーをするためには理解度は時間がかかる。トレーニングの連係が必要。『パリ五輪』の例を挙げたい。日本男子バレーは身長の差がありながら、ディフェンスの基礎の動きのレベルが高いからあれだけのパフォーマンスを見せていた。体操の岡(慎之助)選手も解説を聞いたところ、基礎がしっかりしているからこそあのような演技ができたのだという。
我々のチームで考えるとキャッチ、パス、サポートラインやブレイクダウンのワークなど基礎的な部分を精度高くやることでほかのチームとの違いを生み出せると思っている。選手たちの取り組む姿勢は申し分がないので、引き続きやっていきたい」
ジョーンズHCは『PNC』での目標は優勝だとキッパリ。
「超速ラグビーをどんどん向上させていくことがメインテーマになってくる。