2022年9月1日 11:00
K-BALLET Opto『プティ・セレモニー』『プティ・バロッコ』 2作品の公開リハーサルレポートが到着!
8月22日、23日にOptoの公開リハーサルが行われた。旗揚げ公演で上演する2作品、どちらも全編通して行われたのだが、公演までまだ1カ月もあるのに、そのクオリティの高さ、気迫に終始圧倒された。ダンサー一人ひとりの意識の高さがビシビシ伝わる、熱いお披露目となった。
完成度が高い『プティ・セレモニー“小さな儀式”』
最初にメディ・ワレルスキー振付の『プティ・セレモニー』が披露された。男女合わせて15名、可動式の座れるくらいの白いキューブが両サイドに置かれている。最初は音楽なしでダンサーが足先を動かすだけ、体内リズムを感じながら動くダンサーは、全員がまとまってひとつの生き物のようだ。
『プティ・セレモニー』リハーサル風景
その生き物のような塊が一気にうねる。かと思うと、すぐにソロ、男女のペア、男性ふたり、ペアと他のダンサーというようにさまざまなフォーメーションに変化する。
いきなり笑ったり、ジャグリングが登場したりとユーモラスな場面もあるのだが、時々全員揃って踊るシチュエーションが入る。この時、もしかしてずっとなにかしらの儀式の最中なのだろうかと意識させられる。それとも作品創作のきっかけとなった問い「ダンサーが箱の中で人生を過ごすとなったら、どう過ごすのか」