2023年10月16日 11:00
【オフィシャルレポート】日仏共同制作の「アートなサーカス」が進化して再演 『フィアース5』稽古場より
からきていること。
・自分が合流するまでに、振付と全体の流れを全員が覚えること。そのうえで、ボワテルが合流したあとに演出をつけていくこと。しかし、なぜ、その動きが発生するのか、各自シチュエーションを想像しながら取り組むこと。
・自身が持つテクニックに合わせて、振付を変化させても良いこと。
・伝統的なサーカスをオマージュした現代サーカス作品であり、作品の最後に着るサーカスの衣裳は、女性初のクラウン、アニー・フラテリーニから譲り受けた大切なものであること。
などが熱い口調で伝えられた。
ボワテルは「早く日本に行きたい」と何度も口にしていたが、今や、2024年のパリ五輪・パラリンピックに向けた大規模文化プログラム「カルチュラル・オリンピアード(Cultural Olympiad)」をも任されるようになった彼女の忙しさが、それを許さなかった。
とは言え、ボワテルが来日したあとは、2週間みっちり劇場の舞台を使って稽古をするという。今日のリハーサルを1日覗いただけでも初演からの成長や変化が見て取れるこの作品が、本番までの1か月でどれだけ進化するのか楽しみだ。
<公演情報>
世田谷アートタウン2023関連企画
フランス×日本 現代サーカス交流プロジェクト
『フィアース5』
構成・演出:ラファエル・ボワテル
出演:アンブローズ・フー、浅沼圭、⻑谷川愛実、目黒陽介、吉川健斗/山本浩伸、安本亜佐美
2023年10月27日(金)