Jリーグ観戦は安心? 安全? 埼スタへ潜入した那須大亮を直撃
普段見えないものが見えて、新たなサッカーの魅力が伝わるようになりました。これはサッカー界にとって非常にいいことです」
2013年から5年間在籍した古巣・浦和レッズは現在13勝6分12敗の10位。無風状態の中位に位置し、大槻毅監督の今季限りの退任も発表されている。選手たちはモチベーションの維持が難しい状況に陥っているのだ。だからこそ、那須は目の前の試合が大事だと力説する。
「選手それぞれ立場が違う。契約が複数年の選手もいれば、単年の選手もいるし、今季限りの選手もいる。今後方向性がどうなっていくかも気になります。
モチベーション的に難しいのは確か。選手があれこれ考えるのは仕方ない。でも一番大事なことは目の前の試合です。選手としてやるべきことは、研ぎ澄まして勝利に向かうこと。周囲の声を気にせず、いかに1試合にかけられるか。1試合でサッカー人生ががらりと変わることが本当にあるんです。僕はそれを何度も経験させてもらった。だからこそ、選手たちには1試合も無駄にしてほしくない。
どんな立ち位置でも試合には意味がある。ひとりでも多くの選手にそういうマインドを持って試合に臨んでほしい」
那須は浦和へ移籍して、選手の本質に気付いたと語る。