2020年2月21日 12:00
ヘンデル:バロックオペラ『シッラ』 現代最高峰のバロック・バンドが奏でる伝説の舞台を見逃すな!
開館65周年を記念した神奈川県立音楽堂の室内オペラ・プロジェクト公演、ヘンデルのオペラ『シッラ』が開催される。
全く耳慣れないこのタイトルにもかかわらず、おそらく多くのオペラファンが興味津々である理由は、このオペラを手掛ける団体が、ファビオ・ビオンディとエウローパ・ガランテだからではないだろうか。“世界最高峰のバロック・バンド”とでも言うべき彼らの演奏は鮮烈の極み。過去に体験した圧倒的な名演奏を思えば、今回の公演への期待感も当然。どんな刺激を与えてくれるのか楽しみでならない。
一方、『シッラ』とは一体どんな作品なのかといえば「ヘンデルの美しい音楽がぎっしりつまったオペラ」という言葉がピッタリの誰にでも楽しめる作品だ。日本初演となる今回の公演によって、バロック・オペラの新た魅力に出会えることを期待したい。
●公演概要
2月29日(土)、3月1日(日)神奈川県立音楽堂
ヘンデル『シッラ』全3幕ファビオ・ビオンディ指揮エウローパ・ガランテ
●ファビオ・ビオンディFabio Biondi(音楽監督:指揮・ヴァイオリン)
イタリア、パレルモ出身。1990年、イタリア・バロック音楽アンサンブル「エウローパ・ガランテ」