くらし情報『義太夫狂言の傑作から世話物、歌舞伎舞踊など芝居好き必見の狂言が揃う歌舞伎座『二月大歌舞伎』』

2022年2月1日 07:00

義太夫狂言の傑作から世話物、歌舞伎舞踊など芝居好き必見の狂言が揃う歌舞伎座『二月大歌舞伎』

『二月大歌舞伎』


冬景色の中に時折春の兆しを目にする如月。歌舞伎座では義太夫狂言の傑作から世話物、新歌舞伎、歌舞伎舞踊など芝居好きにはこたえられない狂言が揃った。

第一部一幕目は新作歌舞伎の人気狂言『御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)』。次期将軍と目される徳川綱豊卿の別邸ではお浜遊びが行われている。そこへ見物したいと願い出たのが元赤穂浪士の富森助右衛門。そのわけとは。ふたりの台詞のやりとりに緊迫感がみなぎって……。真山青果の代表作『元禄忠臣蔵(げんろくちゅうしんぐら)』の一幕だ。
中村梅玉の綱豊、尾上松緑の助右衛門、中村東蔵の新井勘解由、中村魁春の江島。

二幕目は獅子物と呼ばれる歌舞伎の舞踊の一つ『石橋(しゃっきょう)』。唐の国の清涼山にある聖なる石橋に、獅子の精達が顕れる。牡丹の花と戯れて、やがて力強い獅子の踊りを見せる。能の「石橋」から材を得た舞踊。獅子の毛ぶりなど躍動感たっぷりの踊りが見どころだ。中村錦之助ほかの出演。

第二部一幕目は『春調娘七種(はるのしらべむすめななくさ)』。
早春の候、工藤祐経の館に現れた曽我十郎と曽我五郎の兄弟。父の敵を前にいきり立つふたりを静御前が諫める。やがて三人は春の七種の行事を織り込んだ、美しく春らしい踊りを踊る。

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