くらし情報『TikTokクリエイター・しんのすけ×荒木啓子ディレクターが語りつくす! 「PFFアワード」の魅力と未来』

2022年9月9日 17:00

TikTokクリエイター・しんのすけ×荒木啓子ディレクターが語りつくす! 「PFFアワード」の魅力と未来

きっかけ作りがすごく大切で。

荒木映画祭で言えば、(賞に)選ばれた作品の方が、観る側にとっても安心感がある。PFFアワードという形でコンペが始まったのは、1988年のこと。それまでは、例えば、大島渚や寺山修司、大林宣彦といった人たちが「おれはこれを推す」という作品をただ上映していたけど、応募者から「コンペにしてほしい」という声があがり、始まったそうです。

ただ、大切にしないといけないのは、応募者全員に「参加して良かった」と思ってもらうことで。賞を受賞すれば注目を浴びるのはもちろんだけど、じゃあ、賞に漏れた作品がダメなのかって言えば、もちろん、そんなことはなくて。

しんのすけ僕も毎週、どの作品を紹介するのか?そのチョイスによって、もしかすると、動画を見てくれている人が、出会うはずだった作品に出会えないこともあるんじゃないかって考えることはよくあります。コンペもそれに近いのかなと。


荒木それを考えたら、寝られないですよ。(審査する側として)選ぶのって、本当に難しい。受賞作品よりも、選考のボーダーラインにいた作品のことをずっとよく覚えている。そういった作品、そして作った監督たちにチャンスをつかんでもらうためになにができるのかは大きな課題で。

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