くらし情報『【おとな向け映画ガイド】人魚のような綾瀬はるかと泳げない長谷川博己『はい、泳げません』』

2022年6月5日 12:00

【おとな向け映画ガイド】人魚のような綾瀬はるかと泳げない長谷川博己『はい、泳げません』

「子供の頃から、私はプールがこわくて仕方がなかった」と書かれています。私事ですが、私もプールにはよい思い出がありません!中学1年の夏だったか、泳げるまで毎日学校のプールに通いました。息つぎができないので、たぶん、息をとめて泳ぎ、途中で何回か、犬かきのような感じで息をして死ぬ思いで課題の25メートルをクリアしたのを覚えています。

【おとな向け映画ガイド】人魚のような綾瀬はるかと泳げない長谷川博己『はい、泳げません』


渡辺謙作監督も「はい、泳げません」のひとりだったそうです。原作を読み、これは映画になると考え、エッセーから物語へ大胆に改作。監督が脚本を担当し、カナヅチの主人公像を作り上げました。ただ泳げるようになりたかった、では弱い。スイミングスクールに通おうとまで思ったモチベーションが重要。
「通わなければならないという強迫観念をどう持たせるか」に心を配ったと監督はいいます。スイミングスクールでの悪戦苦闘と、プールの外での、主人公のトラウマにからむサイドストーリーがうまく組みあわさって、ドラマは展開していきます。

長谷川博己演じる小鳥遊雄司(たかなしゆうじ)は哲学を教える大学教授。論理的で、カタブツ、まず頭で考えるタイプ。結婚経験(元妻役は麻生久美子)もあるのですが、いまは独身。

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