【おとな向け映画ガイド】人魚のような綾瀬はるかと泳げない長谷川博己『はい、泳げません』
シングルマザーの理容師・奈美恵(阿部純子)と恋愛中です。綾瀬はるかはコーチ・薄原静香役。彼女もまた、過去のトラウマを克服できていません。長谷川と綾瀬、映画では初めての顔合わせですが、大河ドラマ『八重の桜』では夫婦役。それ以来の共演です。
5割近くがプールのシーン。長谷川は実は泳ぎが達者で、下手に泳ぐ練習が大変だったといいます。水泳でもっとも大切な、息つぎを習得する過程なんて、見ているとなるほど、と思わせます。
水中の撮影は2種類のカメラを効果的に使っています。どっしりとした水中カメラでは画質のきれいな映像を、機動性のあるGoProで動きのある映像を収めています。
逆にスポーツ万能に見える綾瀬はるかの方が水泳はそんなに得意ではないとのこと。原作者が通ったスクールのコーチでもあった高橋桂さんが水泳指導を担当。綾瀬とは以前CM撮影で泳ぎを教えたこともあるそうで、映画での水泳シーンはうっとりとするほど見事なものです。
泳げるようになるか心配する主人公に
「大丈夫。私が必ず泳げるようにします」。
「もし僕が溺れたらどうなりますか」ときかれたら、
「私が助けます」ときっぱり答える。
子どもの頃、こんな綾瀬はるかさんのようなコーチがいたら、人生は変わっていたろうな、そう思います。
(C)2022「はい、泳げません」製作委員会
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