くらし情報『「いまの時代にぶつけるものがある」百田夏菜子が語る『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』』

2022年11月8日 12:00

「いまの時代にぶつけるものがある」百田夏菜子が語る『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』

収録前にも『今回のシュリは前作とは違うよ』とは伺っていたのですが『ここまで違うのか』と思うぐらい変わっていて。

もちろん前作から4年が経っていますし、チャドウィック・ボーズマンさんがお亡くなりになってしまったということもありますし、今回の映画もティ・チャラがいない状態から始まっているわけですから、シュリの気持ちも、演じられたレティーシャ・ライトさんの気持ちも前作とはまったく違う状態だったんだと思います。もちろん収録前には前作を見直して準備したんですけど、今回はとにかく“現在のシュリ”に寄り添う気持ちで収録するようにしました」

愛する兄を失ったシュリはまだその事実から立ち直れない状態でいる。さらに最新作ではワカンダを揺るがす事件が発生し、彼らは極限の状態で選択を迫られることになるという。もう明るくて活発なだけのシュリはそこにはいない。彼女もまた極限の状態で危機に立ち向かうことになる。
「お芝居で演じる時は“自分の中にはない感情”を探していくんですけど、今回のシュリの感情は想像するのが難しかったです。彼女がどれほどの悲しみや憎しみや怒りを感じているのか……。
さらに私はこの作品では声だけでシュリの気持ちを表現しなければならないわけで、これまでお芝居をさせていただく中でやってきた感情の動きや気持ちの持っていき方を役立てながら、映画の中では描かれていないシュリの気持ちを探ったり、シーンごとに『なぜこのような表情をしているんだろう?』と細かく観ていきながら、ひとつずつ丁寧にシュリに近づいていきました。

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