【レポート】w.o.d.がオルタナ/グランジロックの系譜と進化を見せつけた“画期的“配信ライブ
爆発力漲る演奏の上で「lala、lala la〜♪」のキャッチーなコーラス・ワークがより一層映えていた。こうしたギャップの激しさも彼らの音楽的魅力である。ノイジーに突き放しながら、人懐っこいポップさも兼ね備えている。そのどちらもw.o.d.なのだ。
Ken Mackay(B)
中島元良(Dr)
歌始まりの「ハロウ」はギター一本でも成り立つメロディの良さに惹き付けられ、続く「サニー」は歌メロと激しい演奏が共存してプリミティヴなロック衝動を突きつけてくる。ここで「新曲やります!」とサイトウが突如告げると、10月16日リリースの配信シングル「sodalite」を披露(※本日10月23日MUSIC VIDEO公開、詳細はページ下部にて)。ヘヴィに歪み切った特徴的なベースが轟く中、天空に手を伸ばすような透明度の高いヴォーカルが印象的だ。疾走感に富む曲調も焦燥感を煽り、心臓の高鳴りを抑え切れない。何度も音源で追体験したくなる中毒性のある曲調だった。
「どうもw.o.d.です。配信、自分らでやるのは2回目なんですよね。ライヴがなかなかできない中、どうしようかと思って。
楽園なんかないという曲を書いたんですけど、ないと思うんですよ。