くらし情報『猿之助に勘九郎、右近、玉三郎と豪華な顔ぶれ揃う『十二月大歌舞伎』開幕』

2021年12月1日 07:00

猿之助に勘九郎、右近、玉三郎と豪華な顔ぶれ揃う『十二月大歌舞伎』開幕

歌舞伎座『十二月大歌舞伎』チラシ


年の瀬の歌舞伎座。今月も一年の締めくくりにふさわしく豪華な顔ぶれが、そして賑やかな演目が揃った。

第一部は『新版 伊達の十役』。

足利家のお家乗っ取りをたくらむ仁木弾正は、鼠の妖術を使い陰謀を企て、当主の足利頼兼の跡継ぎ鶴千代の毒殺をもくろむ。鶴千代の乳人政岡が警戒しているが、弾正一味の栄御前が鶴千代を訪ねてやってくる。栄御前が持参した菓子を鶴千代に勧めると、政岡の息子千松が走り出て菓子を口にしてしまう。その菓子には毒が仕込まれていたのだ。苦しむ千松を捉え弾正の妹八汐がとどめを刺す。
しかしまるで動じない政岡に対し、味方だと誤解した栄御前はたくらみが顕れる連判状を渡してしまう。そこへ突如現れたのは1匹の鼠。妖術を使った仁木弾正だった……。この序幕に続き、大詰は「間書東路不器用」。『伊達の十役』の登場人物が次々と登場する舞踊劇だ。澤瀉屋の家の芸でもあるこの狂言に市川猿之助が「新版」として挑む。(※「澤瀉屋」の「瀉」のつくりは、わかんむりが正式表記)

第二部一幕目は『男女道成寺』

道成寺の鐘供養のために奉納の舞を舞う美しい白拍子花子と桜子。実は桜子は左近という男の狂言師。
花子と左近は満開の桜に包まれ華やかな踊りを披露するうちに、形相がみるみる変わり、鐘の中に飛び込む。

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