
撮影:友野雄
青春漫画『君は放課後インソムニア』が実写映画化される。
石川県七尾市を舞台に、不眠症に悩む高校生の曲伊咲(まがり・いさき)と中見丸太(なかみ・がんた)が物置状態となっていた学校の天文台で出会うことで物語が展開していく。
悩みを共有することで、互いの心が近づき、大切な存在になっていく過程を丁寧に描かれている本作。実際に撮影も七尾市で行われ、より原作の世界観に近いものとなっている。
大人もキュンとする青春物語。伊咲を演じる森七菜と丸太を演じる奥平大兼の話から、その魅力を紐解く。
丸太は「すごく愛おしい登場人物」
――まずは、お互いの役に対しての印象はいかがですか?
森七菜(以下、森)いいやつです!伊咲ももちろん丸太に守られているところはあるんでしょうけど、伊咲が守っている部分もすごく多いので、意外と守りたくなる系男子なのかな、と思います。不器用だし、大抵のことは半分ぐらい失敗しちゃうし。
奥平大兼(以下、奥平)確かにね。
森だけど、やると決めたら絶対にやる。一生懸命だからすごく愛おしい登場人物だなと思って見ていました。
――森さんは原作の大ファンだとお聞きしました。