くらし情報『『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』監督が“本作で目指したもの”とは?』

2023年12月13日 12:00

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』監督が“本作で目指したもの”とは?

ウォンカは謎に満ちた孤高の人物だが、彼はチャーリーの内面を見抜き、結末でチャーリーにチョコレート工場をゆずる。

「プロデューサーのデイヴィッド・ヘイマンから今回の企画を打診されて、改めて小説を読み返したら、この小説はすごい感動する物語を描いていることに気づいたんです」とキング監督は笑顔を見せる。

「この小説の主人公チャーリーは貧しく、とてつもない逆境の中を生きています。まるでディケンズの小説の主人公のようです。だから、そんな彼がウォンカからチョコレート工場を引き継ぐ場面では感動して、思わず泣いてしまったんですよ。今までずっと忘れていましたが、この物語は単にグロテスクで面白いだけではなくて、その根底には“ハート”がある。そこに惹かれてこの映画のオファーを引き受けた部分もあります」

本作は小説の“前日譚”になるが、そのスピリットは継承されている。映画の主人公ウォンカはまだ若く、自分のチョコレート店をだすことを夢見ているが、宿代もないほどに貧しく、コネもなければ、未来への展望もない。
しかし、彼は心と魔法のつまったチョコレートをつくりだし、仲間と共に夢を追いかけていく。

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』監督が“本作で目指したもの”とは?


劇中にはさまざまなチョコレートが登場し、観る者を楽しませてくれる。

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