くらし情報『シェイクスピアの魅力は生身の役者が発する“言葉”にあり 再びシェイクスピアに挑む岡本健一「舞台の上は一番自由な空間」』

2023年9月21日 17:00

シェイクスピアの魅力は生身の役者が発する“言葉”にあり 再びシェイクスピアに挑む岡本健一「舞台の上は一番自由な空間」

シェイクスピアの魅力は生身の役者が発する“言葉”にあり 再びシェイクスピアに挑む岡本健一「舞台の上は一番自由な空間」

8月に開催された制作発表会見より。演出の鵜山 仁をはじめ、岡本健一、浦井健治、中嶋朋子、ソニンら総勢20名が出席した撮影:阿部章仁
与えられた役柄の人生を身にまとい、借り物の言葉を発する――その舞台上で、岡本は他のどの場所よりも「自由」を感じるという。それこそが、岡本が舞台に立ち続ける理由である。

「自分とは全く違う人間になって、違う国、違う時代の物語に飛び込むと、そこで自分の目を通して見えてくる世界って全く未知のものだし、相手役とのやり取りで、全く未知の感情がわき上がってくるんですね。何より舞台の上って一番自由な空間なんです。それが面白いですね」

インタビューを通して、岡本が何度も口にしたのが“言葉”の大切さ――読み物として目で追いかける言葉ではなく、役者の存在を通して、“声“として発せられる言葉の面白さである。

「僕自身、シェイクスピアの戯曲を読んでも正直、何が面白いのか全然わかんないし、面白さを感じないですよ。シェイクスピアの作品は“読み物”ではなく、あくまでも生身の俳優がお客さんの前で演じるところに面白さがあるものなんだと思います。
いまの時代、生身の人間の肉声を聴くということ自体、あまりない経験になっているかもしれませんが、そういう意味でもぜひ生の言葉を浴びるのを楽しんでいただきたいです」

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.