くらし情報『早川千絵監督が作品に込めた思いを語る 倍賞千恵子主演『PLAN 75』日本外国特派員協会 記者会見を実施 』

2022年6月8日 13:35

早川千絵監督が作品に込めた思いを語る 倍賞千恵子主演『PLAN 75』日本外国特派員協会 記者会見を実施 

短編の時は、問題提起をすることまでは出来たのですが、再び長編にする際にはそれだけでは足りないのでは?と思い、脚本を何度も何度も書き直しました」と語った。企画当初から水野プロデューサーとジェイソン・グレイ プロデューサー(共同脚本も担当)と共に時間を掛け、方向性を探り続けたという。

そして、「2019年にコロナ禍になり、もう現実がフィクションを超えてしまったと感じ、現実でこんなに厳しい状況が続いているのに、更に人々の不安を煽るような作品を作るべきなのだろうかととても悩みました。この作品で何を言うべきか?とテーマや要素をどんどん削ぎ落としていって、何か希望のようなもの……私たちがどのようにこれから社会を望むかという願いを込めるのかが大事だと気付いて、今の形になりました」と作品が変容していった経緯を明かした。脚本の執筆に足掛け3年を費やし、10稿以上も書き直したという。

さらに尊厳死について意見を求められると、早川監督は「この映画は大前提として、安楽死、尊厳死の是非を問うものではありません」と断言し、「人が死に対してどういう姿勢で臨むかというのは個人的なので他人が何か言うことではないと思っています」

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