くらし情報『早川千絵監督が作品に込めた思いを語る 倍賞千恵子主演『PLAN 75』日本外国特派員協会 記者会見を実施 』

2022年6月8日 13:35

早川千絵監督が作品に込めた思いを語る 倍賞千恵子主演『PLAN 75』日本外国特派員協会 記者会見を実施 

と自身の考えを説明。また、水野プロデューサーは「生きていること自体が尊いというメッセージを伝えたい。すべての命を全肯定したいと思って、この作品を作ってきました」と作品に込めた真摯な想いを訴えた。

フィリピン人同士の絆やコミュニティの描かれ方について尋ねられたステファニーは、「私は日本に移住して10年なのですが、この作品に参加したことで、フィリピンに住んでいる家族と密に連絡を取るようになったり、フィリピンの生活を振り返るきっかけになりました。監督はリアリティを持って、私たちフィリピン人のことを作品に反映してくれました。何かしようとしたら、フィリピン人のみんなが母親のように手助けしてくれる。家族のような付き合いになる部分をしっかりと描いてくれましたね」と嬉しそうに語った。

最後に、なぜ映画監督を志したのか?という質問を受けた早川監督は「小学生4~5年生の時に観た『泥の河』が原点でしょうか。
自分の抱えていた言葉にならない、できない感情が映画の中で描かれていて、この映画を作った人は私の気持ちを分かってくれている!と思いました」と明かし、「映画のすばらしさは、世界を自分と同じ眼差しで見つめている誰かがいる。

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