2022年1月28日 17:00
稲垣吾郎が魅せる、“大人の恋とエンタテインメント”に酔いたい ―ミュージカル・コメディ『恋のすべて』
そういう揺らぎみたいなものがちょっとコミカルに描かれているので、自分の今の心境ともすごく合うなと思っています。だから、今の僕の等身大の物語ですよね。
──では、ご自身とニックが似ていると感じられるところもありますか?
けっこう似てるんじゃないのかなと思います。この作品は鈴木さんが僕をイメージして、僕に当てて書いているということもあって、この役にも、すごく素が暴露されてしまっているような感じがありますね。たとえばラジオでしゃべっているときに素の自分がにじみ出てしまうのと同じように。
ラジオってテレビより隠せない感じがあって、週3回生放送と収録でやっているラジオ(TOKYO FM「THE TRAD」、文化放送「編集長稲垣吾郎」)ではすごく素でしゃべっていて、それは、グループ内でのキャラクターやパブリックイメージとは違うと思うんですけども。それに近いものが、ずっと一緒にやってきている鈴木さんだからこそわかる僕が、ここには表れている気がします。
──これまで鈴木さんには、どんな自分が引き出されてきた感触がありましたか。
僕のちょっと調子のいいところですね(笑)。あと、意外とおしゃべりなところとか、人たらしなところとか。