優河 with 魔法バンド、折坂悠太(band)を迎えたツーマン企画『In Other Words』【オフィシャルレポート】
というフレーズは、すべての観客の胸にしっかりと刻まれたはずだ。
続いては、優河 with 魔法バンド。岡田拓郎(g)、千葉広樹(b)、谷口雄(key)、神谷洵平(ds)に続いてステージに登場した優河は、エレピの音色とともに〈雨に濡れた道を行けば〉というラインを紡ぎ出し、一瞬にして会場をシックな色合いに染め上げる。オープニングは「June」。この季節にぴったりな湿度を感じさせるバンドサウンドに乗って、観客が体を揺らし始める。さらにミニマルファンクのテイストを反映した音像、憂いを帯びたメロディが溶け合う「夜になる」を披露。バンドメンバーを紹介し、「優河 with 魔法バンドです」と挨拶した後は、配信リリースされたばかりの新曲「Sunset」へ。優河、岡田のコライトによるこの曲は、フォークとヒップホップをつなぐチルな楽曲。
夕暮れを映し出しながら、〈このままでいたいないられたらな〉という思いを綴った歌詞も印象的だ。
優河
「折坂悠太さん、私も後ろで観てました。地球に生まれてきてくれてありがとう、という感じで。最後まで楽しんでください」という言葉に連なった「fifteen」はブルースの色合いが濃いミディアムチューン。