2022年3月1日 18:00
【ライブレポート】全編洋楽カバーによる一夜限りのイベントにGLIM SPANKY、ROY(THE BAWDIES)、Reiが登場!
Rei
そこからヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ジミ・ヘンドリックス、クリームといったレジェンドのカバーが披露される中、ひときわ異彩を放っていたのが、今をときめくビリー・アイリッシュの「バッド・ガイ」だ。ほとんどビートと囁き声のみの楽曲が、エモーショナルで官能的とも言えるブルース・ロックに生まれ変わっていて、彼女の卓越した才能とセンスを実感。
ギター・プレイも研ぎ澄まされており、クリーム「クロスロード」での完全コピーと思われるソロ演奏は圧巻だった。
続いては、ROY。リズム&ブルースやソウル・ミュージックの魅力を現代に伝えるために結成されたバンドのフロントマンは、ベース&ボーカルというスタイルではなく、憧れていたというハンドマイクで登場した。
ROY(THE BAWDIES)
スタートは、ルーファス・トーマスの「メンフィス・トレイン」。以降、敬愛してやまないジェームス・ブラウンにレイ・チャールズ、アイズレー・ブラザーズ、ドン・コヴェイのカバーを、全身で喜びを表現しながら熱唱した。
ルーファス・トーマスやドン・コヴェイという、決して有名ではないアーティストも取り上げ、あえてジェームス・ブラウンのバラード、レイ・チャールズの激しい曲をチョイスするあたりが、何とも渋い。