2023年5月11日 10:20
岡田准一「胸を張って“おもろいで”と言える作品」 映画『最後まで行く』乗船イベントを道頓堀で開催
そんな監督がつくる日本映画のクオリティは希望とされているものなので、一緒にできて嬉しい」、綾野は「いつもの3倍くらいのスピードを感じる台本でしたが、准一さんがきてくれたことによって、この藤井組は大きくなるなと思いました」と手応えを語った。
岡田と綾野の印象について藤井は、岡田に対しては「限りなく完璧に近い印象を受けました。お芝居やアクションはもちろんですが、スタッフや映画に向き合う気持ち、心構え、礼節、そのすべてが自然にスタッフの士気をあげて、現場では“兄貴”みたいなところもやってくれた」と絶対的な信頼を寄せながら、「キュートで常に戸惑っている岡田さんが撮りたくて、自分だったらそんな岡田さんを撮れるんじゃないかと思ってぶつかっていきました」と述べ、これまで数々の作品を共にしてきた綾野に対しては「今回は最高に狂った剛さんをみたいとリクエストして思いっきり狂ってくれて、毎日モニターの前で狂った剛さんを見ていました」と、岡田と綾野の新しい顔を引き出したことを露わにした。
大阪の人に楽しんでもらえる本作の見どころについて岡田は「こわい映画ではなく笑える映画ですが、笑いが一番難しい。ただ、笑いってひっくり返ったら狂気になって、笑いと狂気は紙一重なところがあるっていうのは関西人のツボをついてる映画だと思います。