『くるみ』はバレエ鑑賞デビューにぴったりの作品です! ~東京バレエ団『くるみ割り人形』足立真里亜インタビュー~
![足立真里亜 (c)Nobuhiko Hikiji](https://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexpub%252Ffeed%252FLP_P_PIA%252F2023%252FLP_P_PIA_d004d715_abca_4d0d_af86_8d8a4cf18741%252FLP_P_PIA_d004d715_abca_4d0d_af86_8d8a4cf18741_73b7a853c62efb36b6b7_1.jpg,small=600,quality=80,type=jpg)
(c)Nobuhiko Hikiji
2016年のブルメイステル版『白鳥の湖』、2019年の『くるみ割り人形』、そして今年11月の『眠れる森の美女』。チャイコフスキー三大バレエの新制作を完結させたばかりの東京バレエ団が、2019年以来毎年12月に上演してきたクリスマスの定番、『くるみ割り人形』を今年も上演する。2021・22年公演に続き、3度目のマーシャ役に挑む足立真里亜に、作品の見どころや意気込みを聞いた。
「観ている方を驚かせるような踊りがしたい」
――作品のお話に入る前に、まず足立さんご自身について少しお聞かせください。バレエを始めたきっかけは?
始めたのは3歳の頃なので、記憶は全くないのですが。母が子どもの頃、バレエを習うのが夢で、娘が生まれたら習わせたいと思っていたそうです。しばらくは母に「行きなさい」と言われるから行く感じだったのですが、中学生になるちょっと前くらいに、バレエの先生が真剣に育てようとしてくださっているのを感じて私も真剣になり始めて。といってもカルチャースクールのような教室だったので、先生としても、私をプロにしようとまでは思っていなかったと思います。
私は物まねをするのが好きで、物まねがしたくて先生の踊りも話もよく見てよく聞いていたから、それが伝わって真剣になってくださったんじゃないかな。