2023年12月1日 07:00
片桐はいりと安藤玉恵が競演。ダブルキャストで一人芝居に挑み、 死と向き合う少女が見る世界を描く。
片桐決めておいた上で、「今日はこの設定でやっていいですか?」っていうようなことができたらいいけど。
安藤できるようにはなりたいです。片桐どっちもありかな。
安藤そこはもう、演出の小山さん次第ですね。
──7月にすでに顔合わせ、本読みをされたそうですが、小山さんとはどんなお話をされていますか。
片桐そもそも、設定自体が無理な話で、7歳の英国の少女をやれと言われてもできないのはわかっているので、何らかのアイデアが必要だと思うんですね。でも、それを本稽古が始まってから出し合って、時間が足りないといった理由で実現しないのはもったいないから、早めに少しずつ進めていきませんかというお話を、まずさせてもらったんです。
安藤はいりさんにそう言っていただいたのはありがたかったです。
片桐安藤さんも面白いことがいろいろ浮かぶっておっしゃっていたし。
安藤劇中にマリア・カラスのオペラ音楽が出てくるので、できるわけないんですけど、「オペラを歌いたいです」と言いました。何でも言ってみようと思って(笑)。
片桐私も、抗がん剤治療の副作用のための帽子を被って普通にベッドに座ってやるのはイヤですよとか、「ママ、パパ」