くらし情報『凛として時雨が初の配信ライブで証明した、15年前から確立されていた唯一無二の存在感』

2020年11月8日 18:00

凛として時雨が初の配信ライブで証明した、15年前から確立されていた唯一無二の存在感

凛として時雨が初の配信ライブで証明した、15年前から確立されていた唯一無二の存在感


TK(写真:岡田貴之)

疾走感が心地いい「テレキャスターの真実」、バンドのポップな側面を示す「CRAZY感情STYLE」など、序盤から『#4』の収録曲が続き、動きのある映像と凝ったライティングによって、生のライブさながらの臨場感が伝わってくる。345の推進力あるベースがグルーヴを引っ張る「トルネードG」や、TKが小気味いいカッティングを聴かせる「O.F.T」といったあまりライブで演奏されないレアな曲が聴けるのは、特別なライブならではだ。


凛として時雨が初の配信ライブで証明した、15年前から確立されていた唯一無二の存在感


345(写真:岡田貴之)

深いリヴァーブ/ディレイのかかったTKのギターによるアルペジオに合わせ、暗闇に徐々に光が射していく「Acoustic」では、沈み込んでいくかのようなディープな世界を作り上げた前半から一転して、後半ではバンド全体がバースト。そのドラマチックなコントラストを、映像美がさらに引き立てている。無数のサーチライトに照らされて始まった「ターボチャージャーON」では、繊細なハイハットワークとセット全体を使った狂騒的なプレイを行き来しながら、バンドの屋台骨としてアンサンブルを下支えするだけでなく、キメの中で器用にスティックを回すピエール中野のエンターテイナーぶりも際立つ。

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