凛として時雨が初の配信ライブで証明した、15年前から確立されていた唯一無二の存在感
『凛として時雨 15th anniversary #4 for Extreaming Live Edition』(写真:岡田貴之)
ラストに演奏されたのは壮大なスケールの「傍観」。ピエール中野がリズムソウを用いる静謐な序盤から、ジワジワと熱を帯びていく展開が実にサイケデリックだ。
最後はTKがギターをかきむしり、絶叫を繰り返すというカオティックな雰囲気の中、345とピエール中野が先にステージを去ると、残ったTKがもう一度ギターノイズをまき散らしてライブ終了。このヒリヒリした雰囲気も、やはり15年前から変わらないものだ。映像の配信は『#4』の2005年当時のリリース日である11月9日の23:59まで。
なお、今作もTK from 凛として時雨の配信ライブ同様に、劇場公開が決定していて、11月13日より、全国10カ所で順次公開される。
劇場版では今回配信された映像に加え、撮影当時のリハーサル映像、未公開曲なども公開予定とのこと。映画館のハイクオリティな音響で、凛として時雨の爆音ライブをぜひ体験してみてほしい。
文章:金子厚武 / 写真:岡田貴之
『凛として時雨 15th anniversary #4 for Extreaming Live Edition』
-セットリスト-
SE
1. Sadistic Summer
2. テレキャスターの真実
3. CRAZY感情STYLE
4. トルネードG
5. O.F.T
6. Acoustic
7. ターボチャージャーON
8. Telecastic fake show
9. DISCO FLIGHT
10. 想像のSecurity
11. 鮮やかな殺人
12. TK in the 夕景
13. 傍観
販売期間:2020年10月8日(木)