舞台『球体の球体』の主演・新原泰佑 演出を手掛ける池田亮は「本物の天才アーティスト」
とアピールした。
主人公の現代アーティスト・本島を演じた新原は、「当て書きのように作られているので、日々思う気持ちが、スッと台詞に乗っていける瞬間が多々ある。自分と本島が、一緒に歩いているような感覚で稽古をしていた」と役どころに親近感を示す。
同時に「本島は池田さんのこと」だとも語り、「皆さんが想像する100倍くらいの速度で、いろんなアイデアが出てくる。本物の天才アーティストとは、池田さんのような方だなと。それを一番近い場所で感じられるのは貴重な体験ですし、自分もそこに近づけたらいいなと思っています」と抱負を語った。
世界的ダンスパフォーマンスグループ「s**t kingz」のメンバーで、近年俳優としても活躍する小栗が演じるのは、主人公を央楼に招待する国家のリーダー・日野。「独裁国家のトップなので、正直イメージが湧かなかったが、演出をいただき、もっと分からなくなりました(笑)。でも、その分からなさが大きな魅力。“分からない”を全身で浴びながら演じたい」と気合いを込めた。
前原は、本島のキュレーターで、本島と央楼の架け橋となる岡上を演じる。
「キュレーターなので、本来は芸術家を支える立場だが、岡上は振り回したり、振り回されたりする」