くらし情報『LOSTAGE 47都道府県巡礼〈LOSTAGE the TOUR〉ファイナル・川崎クラブチッタ公演レポート ここから得たものをすでに形にして次へ』

LOSTAGE 47都道府県巡礼〈LOSTAGE the TOUR〉ファイナル・川崎クラブチッタ公演レポート ここから得たものをすでに形にして次へ

ロストエイジがアルバムの全国流通を止めて直接販売に切り替えたのは前々作『In Dreams』以降で、その時のツアーファイナル、2018年のO-EAST公演のために用意したものだ。「店頭で偶然出会えない。直接販売しかない」というのは、つまりファンダムを極端にクローズドにする行為だが、当時のO-EASTに900人が集まったことを思えば、6年後の今、クラブチッタの動員がさらに増えているのは驚くべき事実でもある。

黙々と演奏されるのは『PILGRIM』収録曲だ。初めて見た時は「知らない曲ばかり」と思えたものが、一年以上をかけて観客にもずいぶん浸透している。ただし曲順はCDとは違う。ツアー前半は曲順も定まっていなかったが、後半から自然と今のかたちに収まったらしい。できたての新曲はツアーによって仕上がっていくと多くのバンドが口にするのだが、ただ、とても不思議に思えるのは、柔らかなラストに至る流れを作っていた「あなたのそばで」や「胎動」ではなく、事実上のラストソングが「瞬きをする間に」になっていたことである。
イントロが始まった時のどよめき、演奏中ずっと起こっていたシンガロング、時には涙ぐんでさえいるファンの表情も含めて、この曲こそ「待ちわびた俺たちのテーマ!」

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