2024年1月31日 12:00
Laura day romance、2024年第1弾シングル「Young life/brighter brighter」をリリース「諦めることで広がったというか切り取れる場面が大きくなった」
そこを次のシングルでもっと踏み込んだことを言えたらなとは思っていた部分がありますね。EPの最後の方もそうだったんですけど。
──4連作EPの最後『Sweet.ep』は、より衝動感があらわになっていたように感じます。「書きたい」とかはとくにそうで、鋭く迫る思いがありました。
鈴木もっとバンドを立体的に見せたい気持ちがあったんですよね。
井上でもなんで、“平和”って言われ続けてるんだろう、私の歌の感じなのかな。
鈴木わからないけど、曲の手触りとかもあるんだとは思うけどね。
──歌声の温度感や、サウンドやアンサンブルの質感から引き出される雰囲気かもしれないですね。
温かく爽やかなタッチのサウンドと、ちょっと内省的な歌心でリスナーに寄り添う感覚が、平和とか心地よさにつながっているんだと思います。そこからもっと毒なトゲなりを出してもいいんじゃないかなという思いが芽生えていると?
鈴木そうですね、摩擦というか。先ほど内省的なとおっしゃっていただけましたけど、そういう面を描いてきたところが多かったし、ひとりで完結している曲が多かったなと思うんです。これは今回のシングルにも繋がっていくんですけど、もっと自分と他者とか、そういった境界のなかで起こる摩擦みたいなものを描いていこうとか、そこで生じる何かを描こうというのはあったと思います。