くらし情報『舞台ならではの多彩な表現に心奪われる、花總まり・谷原章介出演『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』』

2024年4月3日 12:00

舞台ならではの多彩な表現に心奪われる、花總まり・谷原章介出演『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』

舞台『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』より


カナダ人作家・アンドリュー・カウフマンの同名小説を、G2が10年の構想を経て舞台化する『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』。その初日の幕が、4月1日(月)、東京・日本青年館ホールで上がり、さらに大阪、名古屋でも上演される。そこで初日直前に行われた会見、公開ゲネプロの模様をレポートする。


舞台ならではの多彩な表現に心奪われる、花總まり・谷原章介出演『銀行強盗にあって妻が縮んでしまった事件』


妻のステイシーを含めた13人の人々は、銀行強盗からなんとも風変りな要求をされる。「今持っている物の中で最も思い入れのある物を差し出せ」と。ある者は腕時計を、ある者は写真を、そしてステイシーは電卓を強盗に差し出す。それらを受け取った強盗は、「私はあなたたちの魂の51%を手にした」と告げ去って行く。それから13人の被害者たちの身の上に、奇妙な出来事がふりかかり始めて――。

舞台化不可能と言われてきた小説だが、一読すればそれはすぐに納得出来る。13人の被害者たちに起きるそれぞれの事件が、現実には決して起こり得ないものばかりなのである。かつての恋人に心臓を抜き取られ、体から抜け出したタトゥーのライオンに追いかけ回され、年老いた母親は98人に分裂する。
そして僕の妻は、表題の通りどんどん縮んでいく。

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