山崎賢人、主演作『劇場』封切りに喜びと感謝 世界同時配信も「ポジティブに」
肯定できるきっかけになれば」と前向きに答えていた。
行定監督も「映画館でかけられる(上映できる)喜びをかみしめております。2020年7月17日、新作が公開されたことを一生忘れないと思います。感謝感激です」と万感の思い。さらに「ユーロスペースに大きな看板が飾ってあって、経験のない鳥肌、感動を覚えました。今まで当たり前だと思っていたことが、今思えば奇跡的で、すばらしいことだった」としみじみ語った。「信条としては、完成した作品を映画館に届けたい」としつつも、「選択肢があるというのもいいんじゃないかと。こういうコロナ禍で、まだ劇場に足が向かない人もいるはず」と配信にも理解を示していた。
イベントには現在、ドラマの撮影中だという共演者の松岡からビデオレターが届き、「大人たちが悩んで、導き出した答えが単館上映と配信という新しい試み。行定監督にも葛藤や苦悩があったと思いますが、海外にいる皆さんも、同じ日に(本作を)見てもらえるのは、すごくいいこと」と声を弾ませ、「私たちも映画の世界を元気にできるよう頑張りますから、『日本の映画の未来は明るいぞ』という姿を見ていただけるとうれしいです」とアピールしていた。取材・文・写真=内田 涼
『劇場』
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