2023年5月29日 18:00
稽古するたび魅力に気づく『君しか見えないよ』岩崎う大(かもめんたる)×川島海荷インタビュー
でも、稽古を進めていくほどにこの作品の魅力に気付くので、このまま何度も繰り返して理解を深めたいなと思います。
岩崎最初に読んだ時の印象よりも、やっぱり何回か読むにつれてこの本の意図してることがわかってきました。稽古場で「これ、こういうことだったのか!」と発見することも多いです。もちろん観客のみなさんはふつう一度しか見ないわけで、そこでちゃんと楽しめるように作るので安心していただきたいですけど(笑)。
川島やる側はたいへんかもしれないけど、見る側はかなり面白いはずです!
頼りがいのある川島海荷
――岩崎さんはこれまで、ご自分の戯曲を演出することがほとんどだったと思いますが。
岩崎ここまでちゃんと他の人が書いたものを演出するのは初めてかもしれないですね。
――難しい部分はありますか?
岩崎普段からコントでいろんなキャラクターを作って、自分からは出てこない言葉も取り入れるようにしているので、他の人が書いたセリフだから難しい、ということはあまりないです。ただちょっとメタファーを使った展開なんかは自分では書かないものなので、新鮮に面白く挑戦させてもらっています。
ーーおふたりは今回初めての顔合わせですが、お互いの印象は?
川島一言一言、細やかに演出してくださるので心強いです。