第2回:クリエーションの現場はユーモア炸裂!? 村井良大×前田亜季×上山竜治インタビュー
上山竜治、村井良大、前田亜季
── まずは、最初にこの戯曲を読まれたときの印象について、お聞かせください。
村井第一次世界大戦後、ロシア革命直後のウクライナのお話ですから、すごく難しい作品なのかなと思っていましたが、台本を読むと個性的なキャラクターがたくさん出てきて、笑える要素も多い。魅力的な作品だなと思いました。最初はロシア語の人名が少しわかりにくかったけれど、それはすぐに慣れましたね。
前田どんどん引き込まれていきました。これを舞台上でいろんな役者さんが演じて、それぞれのキャラクターが立ち上がっていったらすごく面白いんじゃないかと想像できました。演出の上村聡史さんがこの作品を選ばれたというのも、挑戦したいと思った理由のひとつでもあります。
上山村井さんがロシア語の名前にはもう慣れたっておっしゃいましたが、複雑なロシア語の地名、人名、一番喋っているのは僕なんじゃないかなと思うので、ちょっとまだ共感できないんですが(笑)、僕が演じるレオニードは、いろんなところに行っていろんな人と関わる人物だけに、やりがいがあります。
身を引き締めて挑まなければ。
── 村井さんと前田さんが演じられるのは、トゥルビン家の姉弟ですね。