2021年11月29日 12:00
「余白がすごく美しい作品です」太田基裕&牧島 輝ペア『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』稽古場インタビュー
撮影:杉映貴子
ブロードウエイと韓国で大ヒットしたミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』が、’19年の日本初演から2年ぶりに上演される。
亡くなった友達アルヴィンの弔辞を書くために、小説家トーマスが、アルヴィンと共に記憶の旅に出る切なくやさしい二人ミュージカル。
今回は、日本初演ペアの田代万里生&平方元基に加え、新ペアとして太田基裕&牧島 輝が出演する。
稽古が始まっての心境を、アルヴィン役の太田とトーマス役の牧島に聞いた。
アルヴィンとトーマス、それぞれの向き合い方
――稽古3日目だそうですが、いかがですか?
牧島この2日間は本読みをやっています。僕は今まであまり、こんなふうに座った状態で台本を読むような稽古をしたことがなかったので、この、最初にみんなで「ここはこう思う」と擦り合わせながらできる稽古をすごくいいなと思いました。今は少しずつ理解が深まっているのかなと思います。
――太田さんと牧島さんのチームだけでやられているのですか?
太田そうです。
僕たちと演出の高橋さんとでやっています。最初に一度全部を通して、その後は少しずつ。高橋さんの演出のお話もうかがいながら、「僕はこういう解釈でいます」