黒猫CHELSEA、新体制初ワンマンライブレポート「バンドっていうのは、最高っすね。楽しいです!」
でスタート。原点に立ち返ったという宣言のようにも、新しい黒猫CHELSEAの意志表明のようにも受け取れるこの曲に、オーディエンスは腕を突き上げて応える。
そこから「ロンリーローリン」「嘘とドイツ兵」「平成ストレンジャー」と、初期~中期のライブ鉄板曲を固め撃ち。澤竜次はライブの中盤から何度も、間奏になるとステージ前の柵に上がっていたが、このブロックではそこに渡辺大知も加わる。「平成ストレンジャー」の後半では渡辺大知、「今日ここに集まってくれた僕たちの大好きなみなさん、明日もまた、そう、生きてゆけー!」と絶叫。
渡辺大知(vo)
澤竜次(g)
澤竜次の性急なリフから始まったラストの曲は、黒猫チェルシーの初音源の1曲目である「黒い奴ら」。あっという間に曲を終え、「また会いましょう!」と4人が去り、終演BGM(リチャード・ヘルの「Blank Generation」)が流れても、アンコールを求める手拍子は止まない。
と、渡辺大知と澤竜次が再登場。渡辺大知、「あのですね、黒猫CHELSEAを代表して、お伝えしなきゃいけないことがありまして。実は僕たち、曲がもうないんです。新体制でやるというのは、こういうことです」。