くらし情報『市川男女蔵、亡き父から「小細工するな」と助言 中村児太郎は「言葉だけで黙らせる」と初役に意気込み』

2023年6月14日 16:00

市川男女蔵、亡き父から「小細工するな」と助言 中村児太郎は「言葉だけで黙らせる」と初役に意気込み

左から)中村児太郎、市川男女蔵


新開場十周年を迎える歌舞伎座の7月公演は「七月大歌舞伎」(7月3日初日~28日千穐楽)が、昼夜二部制にて開催。夜の部で上演される『神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)』は、江戸時代に活躍した才人、平賀源内が「福内鬼外(ふくうちきがい)」という筆名で書いた義太夫狂言の傑作だ。極悪非道な父頓兵衛と、愛しい人を命懸けで守ろうとする娘お舟の姿が対照的に描かれる。渡し守頓兵衛を勤める市川男女蔵、娘お舟を演じる中村児太郎が取材に応じ、それぞれ初役となる本公演への意気込みを語った。


市川男女蔵、亡き父から「小細工するな」と助言 中村児太郎は「言葉だけで黙らせる」と初役に意気込み

市川男女蔵
男女蔵にとって、頓兵衛は初役ながら、今年4月に亡くなった父・四代目市川左團次が何度となく演じてきた役どころだけに、思い入れは格別。生前「あまり小細工するな」とアドバイスもあったといい、「心の中では、四代目左團次の頓兵衛が一番好きですが、こだわりすぎずに自分の頓兵衛を作っていければ」と抱負を語った。

お舟役に関しては、児太郎の父・九代目中村福助も演じており「平成10(1998)年の大阪松竹座が最後だったと思いますが、僕が見た記憶がなくて」(児太郎)。本公演のビジュアル撮影時には、福助も立ち会ったといい「ひとりの男性に惚れる気持ちを大事に、信念を持って勤めるよう言ってもらった。

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