くらし情報『『テート美術館展』展示風景をレポート 200年にわたる「光」をめぐる表現の旅へ』

2023年7月26日 18:00

『テート美術館展』展示風景をレポート 200年にわたる「光」をめぐる表現の旅へ

は、室内の光を捉えようとした画家の作品に焦点を当てる。デンマークの画家、ヴィルヘルム・ハマスホイは、自宅の一室を何度となく描き続けた。第4章「光の効果」では、科学的なアプローチなどを用いて光と対峙した絵画、インスタレーション、写真などを取り上げている。

『テート美術館展』展示風景をレポート 200年にわたる「光」をめぐる表現の旅へ

左:ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内》1899年、右:ヴィルヘルム・ハマスホイ《室内、床に映る陽光》1906年
第5章の「色と光」は、色と光の関係を探求した作品を紹介する。光を探求し、さまざまな切り口の作品を制作するゲルハルト・リヒターの《アブストラクト・ペインティング(726)》は、なにかが描かれていた画面から絵具がスキージ(へら)で削り取られ、その結果抽象的な作品へと変化した作品。先に描かれていたと思われる絵はぼんやりとした形で残されていて、光に包まれているようにも見える。


『テート美術館展』展示風景をレポート 200年にわたる「光」をめぐる表現の旅へ

ゲルハルト・リヒター《アブストラクト・ペインティング(726)》1990年
アメリカ人作家、ベー・ホワイトによる《ぶら下がったかけら》は、482本の糸と色とりどりの紙片で構成された作品だ。

『テート美術館展』展示風景をレポート 200年にわたる「光」をめぐる表現の旅へ

ペー・ホワイト《ぶら下がったかけら》2004年
第6章「光の再構成」は、人工の光を素材とするアーティストに着目する。

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