くらし情報『制作者 /教師という両側面からアルバースに迫る、日本初の回顧展『ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室』7月29日より開催』

2023年7月24日 11:30

制作者 /教師という両側面からアルバースに迫る、日本初の回顧展『ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室』7月29日より開催

イェール大学で色彩の授業を行うアルバースと学生1952年撮影者不詳ジョセフ&アニ・アルバース財団Courtesy of the Josef and Anni Albers Foundation


後世への影響で名高い造形学校バウハウスで学び、のちに教師となって後進の指導にあたると同時に、デザインや絵画の分野で多様な作品を残した芸術家ジョセフ・アルバース(1888–1976)の日本初の回顧展が、千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館で、7月29日(土)から 11月5日(日)まで開催される。
バウハウスは、1919年にドイツのヴァイマールに創設され、20世紀の芸術の展開に多大な影響を及ぼした造形学校だ。アルバースは、1920年にそのバウハウスに入学。のちに教師として、主に造形のための基礎演習を担当しつつ、ガラス画工房や家具工房でも教え、自らも家具や食器のデザインやガラス作品を手がけた。
だが、ナチスの弾圧を受けたバウハウスは、1933年に閉校。アルバースは、新設のブラックマウンテン・カレッジに招聘されて渡米し、芸術のカリキュラムを担当すると同時に、自らも抽象絵画や版画の制作に取り組んだ。1950年には、イェール大学に着任し、色彩の探究を進めるなか、絵画シリーズ〈正方形讃歌〉を展開。正方形による決まったフォーマットに色彩を配することで、隣接する色同士が様々な視覚効果を生み出す同シリーズは、彼の代表作となった。

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