2022年7月23日 15:30
吉柳咲良がラストフライング! ブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』開幕へ
これから先も心に留めておきたい存在
――ラストフライングとなる吉柳さん。吉柳さんにとって『ピーター・パン』という作品はどういう作品ですか?
吉柳私が一番最初にさせてらったお仕事が『ピーター・パン』だったので、ものすごく思い入れがあるし、もう来年違う人がこの場所に立って、こういう風に取材を受けたり、空を飛んでネバーランドの人たちと関わっていったりするんだなという思うと、すごく嫌な気持ち(笑)。結局、私はここがすごく好きなんだなと思います。
ピーター・パンを嫌いになったこともあるし、本当にできているのか、届けられているか、いろいろな気持ちを抱えながらやってきて、今回で5回目。早かったなと思うし、今年で最後と言われると、全然卒業したくないな、まだまだ私飛べるのになと思う気持ちもあります。でも、今まで観にきた人にも、今年初めて観にきた人にも「本当にすごい良かった」と思ってもらえるように頑張ったつもりなので、そこをお見せてできたらいいなと思います。
私は『ピーター・パン』に助けられた。唯一、ここが私が子どもでいることが許される場所だったので。
いつもなら出さなかった部分をいっぱい出して、それを稽古場で笑ってくれる人たちがいたので。