くらし情報『全十篇完全舞台化の大プロジェクトがフェーズ2に!新国立劇場、デカローグ6「ある愛に関する物語」稽古場レポート』

2024年5月14日 11:00

全十篇完全舞台化の大プロジェクトがフェーズ2に!新国立劇場、デカローグ6「ある愛に関する物語」稽古場レポート

『デカローグ1-10』【プログラム C】稽古より(撮影:田中亜紀)


ポーランドの名匠クシシュトフ・キェシロフスキによる映画『デカローグ』全十篇の完全舞台化に取り組む新国立劇場。約3カ月にわたる連続上演は、4月〜5月上旬のプログラムA・B交互上演『デカローグ1〜4』を経て、5月18日(土)開幕のプログラムC 『デカローグ5・6』をもって中盤に突入する。プログラムA・B公演中の5月初旬、劇場内のスタジオで進められていたデカローグ6「ある愛に関する物語」(演出=上村聡史)の稽古を取材した。

稽古場にそびえ立つのは、主人公たちが住む集合住宅の装置。『デカローグ』全十篇は旧約聖書の十戒をモチーフに、1980年代のワルシャワ郊外にある巨大アパートに住むさまざまな事情を抱えた人々のくらしを描き出す。プログラムCとして、デカローグ5「ある殺人に関する物語」(演出=小川絵梨子)とともに上演される本作。デカローグ5が殺人とその罪にまつわる重々しいテーマを扱ういっぽうで、デカローグ6は愛──といっても、かなり歪んだ、一筋縄でいかない愛についての物語だ。演出を担う上村聡史は、いま、どんな思いでこの物語に向き合っているのか、想像は膨らむ。


全十篇完全舞台化の大プロジェクトがフェーズ2に!新国立劇場、デカローグ6「ある愛に関する物語」稽古場レポート

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始まりは、郵便局。ヒロインのマグダは郵便為替の通知を手にやってきたが、窓口の青年トメクから該当する送金はないと告げられる。

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