2023年5月20日 12:00
次期総理をめぐる権力争いの結末は? そして“名探偵”設楽が暴く真相は!? 『連続ドラマW フィクサー』最終話、いよいよ放送・配信に
らは、机の下で蹴りあうような権力争いを始めるが、そんな荒波の中を軽快に渡り歩きながら、刑務所上がりの謎の男・設楽が、彼なりのなんらかの思惑の下、巧みに“日本を動かして”いく。
この次期総理をめぐる政局が第1話から第4話までで描かれてきた物語の大きな柱だが、もうひとつの物語の柱が、なぜ総理大臣の殿村は自動車事故に遭ってしまったのか、という謎。腹心である首席秘書官の中埜(演:藤木直人)にも行き先を告げず、真夜中に運転手だけ連れて山奥に向かい、崖から自動車ごと転落した殿村。これを不審に思った報道キャスターの沢村(演:内田有紀)や捜査一課刑事の板倉(演:小泉孝太郎)、新聞社の政治記者・渡辺(演:町田啓太)らが殿村の行動を探る中、ここでも設楽は誰よりも早く重要な情報を握り、誰よりも先に真相に近づいていく。ミステリー小説やドラマの名探偵は得てして読者や観客の二歩三歩先を行き、思いもよらない行動を取るものだが、設楽もまた、並み居る探偵キャラにも負けない行動力と推理力で、“総理を動かした黒幕”の企みを暴くのだ。
フィクサーでもあり“名探偵”でもありと、多彩な顔を見せるダークヒーロー・設楽。すでに脚本の井上は「Season2は冤罪をテーマに裁判を、Season3では誘拐を入口に地方選挙を(描く)」