2022年1月9日 12:45
L'Arc-en-Ciel、結成30周年記念ツアー千秋楽オフィシャルレポ到着「皆、ラルクを好きになってくれてありがとう!」
が幕開けると、嵐に荒れる海原をステージ下方に巡らされたLEDスクリーンに投影。起伏に富んだメロディーに寓話的な歌詞が映え、切迫感に満ちたパフォーマンスで引き付けていく。
その直後tetsuyaが足元の台に乗り、ひずんだサウンドメイクを施したダイナミックなベースソロで沸かせると「STAY AWAY」がスタート。外周とは逆方向に円の中心部もゆっくりと回転し始める。曲に合わせたリズムで観客はクラップを繰り出して、会場には一体感が広がった。硬派で骨太な歌唱、及び演奏を聴かせると同時に、見せ方はポップでフレンドリー。『ARENA TOUR MMXX』で初導入したセンターステージ演出は回転のヴァリエーションが増え、見える景色も多彩になってヴァージョンアップ。前人未到のロックショウの形をつくりあげていた。
内円部が回転を止め、ステージの正面となる方位が変わって「NEO UNIVERSE」がスタート。UFOを思わせる幾つものリング状LEDがステージの外周を上下に浮遊し、曲が持つ近未来的なイメージが視覚化されていた。<あなたに巡り会えてよかった>と歌うhydeはファンに手を差し伸べるようなアクション。