2023年9月9日 07:00
新時代を前に3つのルーツが交わり合う感動大作 ミュージカル『ラグタイム』日本初演が開幕
E・L・ドクトロウによる同名小説を原作に、1996年にカナダでミュージカル化され、1998年にブロードウェイで開幕した『ラグタイム』。同年のトニー賞では、作品賞や演出賞こそ『ライオンキング』に譲ったものの、脚本賞や楽曲賞に輝いて確かな存在感を示した。その後各地で上演され、2009年にはブロードウェイで早くもリバイバルされるなど、根強い人気を誇る感動大作がいよいよ日本初上陸。石丸幹二、井上芳雄、安蘭けいら、人気と実力を兼ね備えた豪華キャストを迎え、本日9月9日(土)より日生劇場で上演される。藤田俊太郎が演出を、そして昨年『ガイズ&ドールズ』で日本に初登場し、鮮烈な印象を残したエイマン・フォーリーが振付を手掛けることでも話題の公演だ。
舞台は20世紀初頭、黒人発祥のピアノ音楽ラグタイムが流行した時代のアメリカはニューヨーク。遠くラトビアからやってきたユダヤ人のターテ(石丸)とその娘、才能あふれる黒人ピアニストのコールハウス(井上)とその恋人サラ(遥海)、マザー(安蘭)・ファーザー(川口竜也)・ヤンガーブラザー(東啓介)らから成る裕福な白人一家という人種の異なる3家族を軸に、アナーキストのエマ・ゴールドマン(土井ケイト)