2022年11月22日 18:00
OGRE YOU ASSHOLEとD.A.N.による“Optimo”スペシャル公演をレポート
では、ロマンティシズムに溢れたボーカルと音像、<意味もなくあなたといたい>に象徴される刹那的な歌詞を響かせた。
市川仁也(Ba)
本編ラストは、アルバム『NO MOON』の1曲目に収められた「Anthem」。バウンシーなベースラインとビート、透明な高揚感と称すべき音像、<今時代の変わり目><未来は無重力のダンスフロア>というラインが溶け合うこの曲は、文字通り、D.A.N.の新たなアンセム。歓喜と切なさを滲ませながら踊るオーディエンスの姿も心に残った。
鳴りやまない拍手に導かれ、メンバーが再びステージに登場。歓声に応え、「やっぱり最後は盛り上がるもんなんですね(笑)。本当に今日は来てくれてありがとうございました。ライブ活動を続けてきて、こういうところで演奏できることを本当に幸せに思います。うてなもありがとう!」(櫻木)という言葉に導かれたのは、「Time Machine」。しなやかで官能的なメロディと<I Just wanted true your love>というフレーズが、この素晴らしい夜のクローズを彩った。
イベント終了後、筆者の近くにいた観客から「泣いちゃった」「今日がいちばんよかった」