2022年10月24日 17:30
戦争への憤り…奥野壮の熱演に注目。太宰治原作、映画『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』本編映像が解禁
そんな都貴子の姿に、直治は「ママだけは本当の貴族だ」と言いながらも「こんな荒れた日本、狂った世の中には似合わない。いっそ、早く死んだほうがいいかもしれない」と自暴自棄になる。かず子に対しても「男が2、3人いるような顔だ」と毒づき、理不尽に押しつけられた戦場から帰国した我が身と、その想いを激白する。
やがて作家を志し、師と仰ぐ作家、上原(安藤)と会うために頻繁に上京する直治は、現実を直視できないまま破滅へと向かっていくことに。太宰治の若き日の姿が投影された直治を演じる、奥野の熱演にも注目だ。
山日YBSグループ創業150周年記念作品として、太宰治が新婚時代を過ごした山梨県内でも撮影が行われたされた本作は、10月28日(金) よりTOHOシネマズ甲府、シアターセントラルBe館にて先行公開、11月4日(金)よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国公開される。
『鳩のごとく 蛇のごとく 斜陽』
10月28日(金) TOHOシネマズ甲府、シアターセントラルBe館にて先行公開
11月4日(金)全国公開
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