MORISAKI WINの“ライブに行く理由” MORISAKI WIN LIVE TOUR 〜MODULATION〜
楽曲は、生き物だ。産声を上げたそのときから歳月と共に熟成し、歌い手の歩みに合わせて変化していく。
「自分の立っている場所や見えている景色によって、同じ曲でも表現したいものが変わってくるのが音楽の面白さ。今回の〜MODULATION〜は、MORISAKI WINとして次はこういうステージに行くんだという意志を示せるステージにしたいです」
時計にもケータイにも目がいかない時間を
改めてMORISAKI WINの音楽性を説明すると、ベースとなるのはR&B。そこにファンクやディスコ、さらにはシティポップまで、さまざまなジャンルの要素を取り込み、独自の世界観を形成している。1990年代から2000年代にかけて、日本でも男性のR&Bシンガーが多く台頭したが、現在は男性ソロシンガーに限定すると、メジャーシーンで活躍している例はあまり多くない。MORISAKI WINは邦楽R&Bの貴重な担い手のひとりである。
「僕のライブは、『行くぜー!ウェーイ!』みたいなノリはあんまりなくて(笑)。
大事にしていることは、常に音楽ファースト。僕らがつくり出す音楽を体で感じていただいて、気づいたらビートに合わせて軽く踊りはじめているような。