くらし情報『言葉がすべて-頂点へ駆け上がる超新星バリトン』

2023年9月13日 12:00

言葉がすべて-頂点へ駆け上がる超新星バリトン

ⒸJUNICHIRO MATSUO


「たかおき」と読む。大西宇宙。輝かしい響きと豊かな声量で、活躍の場をぐいぐいと拡げる、いま最も勢いのあるバリトンだ。10月のリサイタルは、五島記念文化賞オペラ新人賞の研修成果発表として行なわれるもの。

「2019年9月から2020年12月までの海外研修。コロナ禍と重なったため、入国制限の影響で、ウィーンからノースカロライナ、ポーランド、ニューヨーク、フィラデルフィア、ハンガリーと転々とせざると得ませんでした」

そんなコロナ禍に翻弄された研修過程を反映して、リサイタルのプログラムのテーマに「旅」を選んだ。

・イベール:ドン・キショットの4つの歌
・マスネ:歌劇《ドン・キショット》より「笑え、哀れな理想家を」
・コルンゴルト:歌劇《死の都》より「ピエロの歌」
・ヴォーン・ウィリアムズ:旅の歌 (全9曲)
・マーラー:リュッケルトの詩による5つの歌
・プロコフィエフ:歌劇《戦争と平和》より「輝くばかりの春の夜空だ」
・ヴェルディ:歌劇《ドン・カルロス》より 「私の最後の日」

「ドン・キホーテや《旅の歌》はまさに“旅”ですし、《リュッケルト》にはコロナの3年間の“喪失”も感じています」

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